本記事の内容
Excel VBAでブレークポイントを使用する方法をご紹介
→ 複雑な処理のデバッグに使えます
こんな方におすすめ
- Excel VBAで複雑な処理を実装する方
- マクロの処理を途中で止めて変数の値を確認したい方
- VBA勉強中の方
ブレークポイントとは?
ブレークポイントとは下記の通りです。
ブレークポイントとは?
実装のデバッグ作業で実行中のプログラムを停止させる箇所の指定のこと
ブレークポイントを用いることで、下記のようなことができます。
- 想定通りに動作しない原因を特定するために処理を一時停止
- 一時停止中の変数の値を確認
- ステップ実行(1行ごとに実行)を行うために一時停止
ブレークポイントの設定方法
ブレークポイントの設定方法は下記の通りです。
ブレークポイントの設定方法
- 中断したいソースコードの左側の余白をクリック
<ブレークポイントの設定方法>

また、下記のショートカットキーでも設定、解除が可能です。
ショートカットキーによるブレークポイントの設定
- ブレークポイントの設定、解除 : 「F9」キー
- ブレークポイントの一括解除 : 「Ctrl + Shift + F9」キー
使用例 : ブレークポイントを設定して変数の変化を確認する
ブレークポイントを設置するソースコードは下記の通りです。
<サンプルコード>
Sub sample()
'整数型の変数を定義
Dim num1 As Long
Dim num2 As Long
'num1に5を代入
num1 = 5
'num2に10を代入
(ここにブレークポイントを設置)
num2 = 10
'num1に50を代入
num1 = 50
'結果出力
Debug.Print num1
Debug.Print num2
End Sub
<ブレークポイント設置例>

<マクロ実行後 (ブレークポイントによる一時停止状態)>

以上がブレークポイントの使用方法となります。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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